
◆宝塚記念追い切り(24日) マイネルキッツは、松岡を背に開門直後のDウッドチップコースに登場。池江寿厩舎のフサイチピージェイ(4歳1000万)を2馬身ほど追いかけた。
3コーナーを過ぎて徐々に差を詰め、直線入り口で外から並びかけていく。美浦から駆け付けた松岡の手綱が動くことなく、パートナーの動きに合わせながらの追い切り。ゴール地点で首だけ先着した。馬なりでマークした時計は、6ハロン84秒3。雨で悪化した馬場を苦にすることなく、ラスト1ハロンは12秒1と伸びた。
動きを見届けた国枝調教師からは、自然に笑みがこぼれた。「馬場状態を考えれば、時計的には十分。走りそのものも、リラックスしていい雰囲気だった」。松岡の表情も明るい。「馬に元気があって活発。前回同様に良かった」
天皇賞は、12番人気での勝利だった。「内々をロスなく回ったのが勝因。今回はメンバーが強くなるので…」と松岡。国枝師も「前走は、理想的な競馬だった。今回も、うまく立ち回れればいいけどね」とレースに関しては慎重だが、状態面には絶対の自信を持っている。「精神面が成長して、すごく充実している。満足できる状態で、期待できる状況」とトレーナー。天皇賞時と同じく“栗東留学”で調整する関東馬が、再度の激走で春のG1シリーズを締めくくるか。
-スポーツ報知-












