
◆宝塚記念追い切り(25日) 朝一番の坂路。初めてコンビを組む岩田は、絶妙のさじ加減でカンパニーをリードした。序盤からぴたりと息を合わせ、終始、馬なりのままフィニッシュ。全体の時計(53秒5)、尻上がりのラップ…。すべてがトレーナーの思惑通りだった。
「うまいこと乗ってくれた。52秒台が出るとオーバーワークになってしまう。ちょうどいい追い切りになった。文句なしだな」と音無調教師は言った。4着の安田記念から中2週。疲れを残さず反撃態勢が整ったことに満足した様子だ。
8歳の今年は、3回目の挑戦となる。06年は、やや重発表ながら、のめる馬場で、ディープインパクトの5着。昨年は重馬場で8着に敗れた。「これまでは雨に泣いた。やや重ぐらいならはこなすが、水の浮く馬場は良くない」
良馬場で走ることができれば、距離も問題ない。「昨秋の天皇賞(2000メートル、4着)で、あれだけの競馬ができた。2200メートルもこなす。あとは、岩田に全権委任だな」指揮官は、重賞6勝馬の底力と、名手の腕に夢を託した。
-スポーツ報知-












