
ウオッカの回避でディープスカイ1強ムードとなった宝塚記念。果たして逆転候補はいないのか!?「トレセンHOTライン」で、浜田記者はデスクの見立てたサクラメガワンダーに意気投合。現場の生情報に加え、後押しするデータも披露して強力にプッシュした。
デスク ウオッカの回避でディープスカイに“勝ってください”というメンバーになってしまったな…。
浜田 確かに上位は確実でしょうね。でも、1着となるとどうでしょう。ウオッカはいませんが、ジャパンCで負けたスクリーンヒーロー、大阪杯で差されたドリームジャーニーは出走してきます。理由はいろいろ考えられますが、昨秋の神戸新聞杯以来、勝っていないというのは事実ですから。
デスク 逆転候補がいるということだな。
浜田 当然です。ただ、どの馬も「帯に短したすきに長し」という感じですけどね。
デスク オレはサクラメガワンダーが気になっているんだが。
浜田 さすが競馬歴ウン十年!いいところ見てますね。この馬は07年函館記念の3着から優勝した前走の金鯱賞まで、2年間で13戦して4着以内を外したのが1回だけ。その1回が昨年の天皇賞・秋ですが、ウオッカに0秒3差の6着。安定感では間違いなくNo・1です。
デスク でも、G1は勝ち切れない。
浜田 それを言ってはおしまいですが、強調材料はあります。この馬は続けて好走できないという弱点があったんですが、近3走は1→2→1着。連続で連対したのは未勝利戦からエリカ賞→ラジオたんぱ杯2歳Sと3連勝(4連続連対)した2歳時以来。友道師が「完成期に入った」と評するのにもうなずけます。
デスク 父グラスワンダー(99年V)も強い勝ち方をしたからな。
浜田 宝塚は父子制覇が1度もないんですが、節目の50回目でジンクスが破られるかも!?騎乗する福永も、父・洋一氏(78年エリモジョージで優勝)に続く父子Vが懸かります。ロマン派にも注目の一戦ですね。
デスク 何だか勝つ気がしてきたぞ。
浜田 あとは天気ですね。道悪でも勝ってはいますが、歓迎ではない。てるてる坊主を作りましょう。ほら、引き出しに隠している奥さんに内緒の外れ馬券コレクションを丸めて…。
デスク 当たっても、おまえにはご祝儀やらない。
-スポーツニッポン-












