
北海道安平町の社台スタリオンステーションで22日夕方に死亡したアグネスタキオン(牡11歳)の死因が急性心不全だったことが23日、明らかになった。4戦4勝で皐月賞馬に輝き、種牡馬としては昨年リーディングサイアーを獲得。サンデーサイレンスの後継としてまだまだ活躍が期待されていただけに、関係者は早過ぎる死を惜しんだ。
社台SSの吉田照哉代表は「あまりに突然で言葉を失っています。種牡馬として成熟期に入り、ますます強い馬をつくれるという確信を持っていただけに、残念でなりません」とコメントした。
現役時代に管理し、昨年のエリザベス女王杯を産駒のリトルアマポーラで制した長浜師は「“タキオンの子は走る”と言われて喜んでいた。こんなに早く逝くなんて」とショックを隠せない。騎手時代に鞍上を務めた河内師は「故障のため4戦しかできなかったので、種牡馬として長く頑張ってほしいと願っていた。わたしにとっては特別な馬。本当に残念」と肩を落とした。
またG1・4勝の代表産駒ダイワスカーレットを手掛けた松田国師は「同世代のクロフネは歯が立たなかった。でも、スカーレットではいい思いをさせてもらいました」としみじみと語っていた。
-デイリースポーツ-












