
◆宝塚記念追い切り(25日) 豪快な動きが、激変を予感させた。昨年の3着馬インティライミが、休み明け2戦目で大幅な良化を遂げている。
Dウッドチップコースで、7ハロンから時計を出す意欲的な追い切り。金鯱賞(6着)を叩いて引き締まった馬体から迫力のあるフットワークを繰り出し、5ハロンからは64秒3−37秒7−12秒1の好タイムが刻まれた。「理想的な調教ができた。この馬本来の力を出せる状態になった」迫力あふれる走りに、佐々木晶調教師は満足そうだ。
昨年は3着だが、直線の追い比べで、鞍上が立ち上がるほどの致命的な不利があった。「今でも忘れられない」と佐藤哲。それでも、勝ったエイシンデピュティとは頭、首差。まともだったら…の思いは今も強い。
あれから1年。調教を見届けた主戦も、その気になった。「ずいぶん良くなっているみたいだね。人気にはなってないけど、この馬も、相当に強い馬といい勝負を続けてきたんだから」。重賞3勝に加え、05年ダービーではディープインパクトの2着。G1の勲章はなくても、十分に戦えるポテンシャルがあると信じて臨む。
-スポーツ報知-












